令和5年4月12日
デジタル技術の活用及びDX推進の取り組み状況について、ご報告いたします
1.デジタル技術の重要性
デジタル技術の活用は、飼い主様の満足度を向上させ、当院に好影響を及ぼす非常 に重要な要素だと考えています。
具体的には以下の 3 点より、高まります。
- A) 労働生産性の向上
内視鏡の NBI 活用、画像の高画質化によって画像診断が容易になること、撮り直しが なくなることで、腫瘍検査は効率化されます。また、整形外科手術のレントゲン撮影 の手間がなくなることで手術を効率化します。加えて、無影灯で患部周辺の見やすさ も向上することで、徹底的に術者の手間をなくし、手術時間の短縮に繋げます。プロ セスの効率化は受け入れ枠増設に繋がります。 - B) 見える化の推進
内視鏡や C アームの活用で、これまで視覚的に把握できなかったペットの腫瘍科疾患 や整形外科疾患をデジタル技術により飼い主様に目で見て理解していただくことが可 能になります。より理解をして頂いた上での治療を進めることで、インフォームドコ ンセントを徹底します。 - C) 安全性の向上 安全性を向上させ医療ミスの可能性を極限まで低くすることは、レピュテーションリ スクを低減するためにも非常に重要です。デジタル技術により内視鏡検査の精度を向 上し、C アームを用いて高精度なレントゲン画像をリアルタイムで把握することで、 人為ミスがなくなり、安全性が向上します。
2.上記を踏まえた当院の運営ビジョン
「デジタル技術を活用して腫瘍科・整形外科領域の専門性を強化することで、静岡県における二次診療機能を獲得する」
当院は本事業を通じて、ペットの高齢化・小型化により増加している腫瘍科・整形外科 領域の専門性を強化することで、二次診療施設の存在しない静岡県における二次診療 機能を獲得します。設備導入とデジタル技術の活用によって、高度医療を提供します。 デジタル技術の活用は、当院とペット、飼い主様、そして地域にとって多くのメリット があります。
3. 当社の経営ビジョンの実現のための戦略
・腫瘍科・整形外科領域以外にも今後継続的にデジタル化の検討
・ デジタルリテラシーを強化する教育
・上記をより推進するための外部専門家との連携