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・腫瘍

精巣腫瘍

原因と症状

犬における精巣腫瘍は去勢をしていない雄犬において2番目に多く遭遇する腫瘍と言われています。主にセルトリ細胞腫、精上皮腫(セミノーマ)、間細胞腫と呼ばれる3種類の腫瘍に分類されます。精巣が左右とも陰のうにある場合、左右の精巣のサイズが異なったり、明らかに大きくなったりすることで分かることが多いです。脱毛、皮膚の色素沈着、乳房の雌性化や貧血をおこすことがあります。

<多い犬種>

ドーベルマンピンシャー、シェルティー、スコティッシュ・テリア、ビーグルなど

<治療法>

犬の精巣腫瘍の治療は腫瘍の外科的摘出が第一選択となります。精巣腫瘍は転移の可能性が少なく、去勢手術(外科的摘出)によって大半は治癒するとされています。
しかし、稀に転移が認められる症例も存在し、そのような症例は精巣に加えて転移部位の外科的切除も考慮し、追加の放射線治療や化学療法による治療を必要とする場合があります。