原因と症状
肛門周囲腺が腫瘍化した良性の腫瘍です。原因ははっきりとは分かっていませんが、性ホルモンが関係しており、未去勢雄の高齢の犬で、よく発生がみられ、雌ではまれです。腫瘍自体に痛みはなく、肛門回りにできものができることで分かります、犬が気にしてひっきりなしに舐めたり、腫瘍から出血したり、感染が起こったりします。肛門周囲腺腫は、ゆるやかに大きくなっていき、かなり大きくなると排便がしにくくなることがあります。
<多い犬種>
ミニチュア・シュナウザー、ビーグル、プードル、コッカー・スパニエルなど
<治療法>
多くの場合、腫瘍の外科的摘出を行います。また、多くの場合、発症に雄性ホルモンが関与しているため、男の子の場合には、腫瘍の摘出手術と同時に去勢を行います。